大隈塾U18 in Kumamoto

 

大隈塾とは

ジャーナリスト田原総一朗が2002年に立ち上げたリーダーシップをテーマにした「たくましい知性を鍛える」という早稲田大学の学部生を対象とした講義。
本講義では、次世代のリーダーの輩出を目的とし、様々な分野の最前線で活躍するゲスト講師の講義を聞き、講義への理解を深めるためのディスカッションやワークショップを行う。受講生はロールモデルとなるゲスト講師との出会いを通じて、視野を広げ、自身の価値観を見直すことに加え、講義から得た気づきや抱いた問題意識をもとに、様々なプロジェクトを立ち上げ運営している。

大隈塾U-18プロジェクトとは

地方の中学校・高校において、身近にいるロールモデルが限られており、生徒が将来を考えるにあたって選択肢が十分に与えられていないのではないか、という問題意識のもと、大隈塾の講義を提供することで、その後の進路やキャリア意識を問い直す「きっかけ」を届けるプロジェクト。
今まで会ったことのないような大人や、年齢の近い大学生との交流、ワークショップを通して、様々な将来の選択肢があることを知り、視野を広げることを狙いとしている。
活動実績としては、2017年度に北海道、熊本県、山形県にてプロジェクトを実施。(詳細は下記「活動実績」に記載)

 

趣旨

地方の中学校・高校という場で、早稲田大学の最も先進的な授業「大隈塾」を疑似体験してもらい、第一線で活躍する社会人からの講義、社会人や学生との交流の場を創出する ことで、キャリア教育や大学側のリクルーティングが行き届いていない地方の学生のキャ リア意識や学びのモチベーション向上につなげる。

 

ニーズ・背景

地方の中高生並びに社会的背景
地方の中学校・高校においては周辺にハイレベルな大学やそこで学び活躍するロールモデルが乏しく、キャリア教育が中学生・高校生にとって実感の伴わないものとなっている。 その為、将来に向けて視野を広げることが十分に出来ず、学びのモチベーションも十分に上がらないという悪循環に陥っている。
加えて、地方においては経済状況も影響して根強い地元国公立神話が存在。その結果、 主体的な進路選択に繋がらず、キャリア形成においては不利な状況からスタートせざるを 得ない。本来であれば機会の平等の観点からキャリア教育についても、都市部と変わらない クオリティで提供されなければならないのにも関わらず、実際には埋めがたい機会の格差 が広がっている。
地方において早稲田大学という日本有数の大学の授業を疑似体験でき、社会人や学生と 交流の機会を設けることで、地方の中高生は大学とはどういう場所なのか、その後の将来 にどうつながるかを知ることができ、大学をより身近に感じ、主体的なキャリア選択を行 うことにつながり、学びのモチベーションが向上していくと考える。