一般社団法人みらいず設計Lab.では、高校生の商品開発プロジェクトを開始しました。
今回は、くまもと農家ハンターの代表、宮川将人さんと一緒にイノシシを使った商品開発に挑戦します。
プロジェクトの目的
高校生の感覚を生かしながら商品開発のプロセスや販売の方法などの仕事をしていく上での様々な知識を実践を通して学べる普通高校ではなかなか体験することのない商品開発プロジェクトです。 「こんなのあったらいいな」「こんなの作ってみたいな」と思うものをカタチにしていきます。
このプロジェクトを通してアイデアやデザインを考える喜びや想いが実現する可能性を感じてもらい、仲間と協力して開発や販売をしていくことで、チームワークやコミュニケーションを学んでもらいたいと思います。
基本的には、高校生のみで運営を行うので、大人の意向ではなく、高校生たちの想いでプロジェクトを進めていただきます。そうすることで、実際に商品を生み出すプロセスをしっかりと学ぶことができます。きっとこのプロジェクトが終わるころには、達成感やリーダーシップ、協調性など、次世代のリーダーやビジネスマンに必要な力が身についているはずです。
くまもと☆農家ハンターとは
今、イノシシによる農作物被害は、離農につながる深刻な事態となっています。 その上この 20 年でイノシシの個体数は約 3 倍に増えているにもかかわらず、 それを駆除できる狩猟者は半減しており、問題解決の糸口すら見えません。 さらに里山に下りてきたイノシシによる人身被害や車両との衝突事故は後を絶たず、 住民の日常生活を脅かす事態となっています。 しかし、イノシシの被害に嘆いているばかりでは何も変わりません。 そこで、地域を災害から守る消防団活動のように、鳥獣被害から地域を守ることを 目指して、若手農家によるイノシシ対策の活動を始めるに至りました。 これが「くまもと☆農家ハンター」の結成・活動のきっかけです。 くまもと☆農家ハンターでは、いただいた命を無駄にせず、 処理方法等も統一した安心安全なジビエ、また資源として有効に活用します。
農家ハンター代表 宮川将人さんプロフィール
くまもと農業高校、東京農業大学卒 2004 年アメリカ研 修から帰り就農し洋蘭生産 ネット販売(森水木のラン 屋さん)、6 次産業化(ボトルフラワー)でも実績多数。
「損得を超え、善悪で判断できる人間になりたい!」と の目標を持つ中で 2016 年春、地域農家の悲痛な声を聞 き、イノシシについてみんなが学び実践できる場を作る
事に使命感を覚える。若い農家が立ち上がり、イノシシ退治を通じて地域のヒ ーローになるイメージだけを肥やしに、農家ハンターの活動を行う。2017 年~ 熊本県農業法人協会 専務理事 県夢教育サポーター、熊本大学非常勤講師
- 【主な受賞歴】 九州山口ベンチャーアワード グランプリ受賞楽天市場「ショ ップオブザイヤー 2018CSR(地域貢献賞)」受賞
- 【目標】100 人雇用、天皇賞、農家ハンターを全国普及 【役割】組織運営全般、情報発信、発表、資料作成など
- 【信条】 返事はYESかハイ
チーム
下記のような組織を作り、企画・運営は基本的に高校生主体で行っていきます。
- 商品開発チーム
- 広報チーム
- 営業チーム
スケジュール
年内中の商品化に向けて、 月1~2回のミーティングを行います。
4 月~ 8 月:新商品開発期間
9 月~ 11 月:販売先への営業活動 12 月:新商品完成
1 月:ジビエサミットで新商品発表 2 月:新商品販売開始